子供の名前

これで完璧!子どもの名付けに関する知識まとめ

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生まれてきた我が子に最初にプレゼントするものと言えば、名前ですよね。名前は、その人の一生を左右すると言っても過言ではない、とても重要なもの。

その名前に誇りを持って人生を歩んでいけるのか、独り立ちしたときに、その名前で立派に人生を歩んでいけるのか、しっかりと考えてあげなくてはいけませんよね。

そんな背景もあってか、最近ではキラキラネームを敬遠する親御さんが増え、音の響きや漢字の意味などを尊重する傾向にあるようです。

今回は名付けのポイントと各年代における子どもの名前事情をご紹介していきます!

目次


子どもに名前を付ける時ってルールはあるの?

まずは、子どもの名前のつけ方の基本を押さえておくことにしましょう。

子どもの名前を付ける時のルールについてですが、多くはありませんがルールはあります。

使えない漢字があるってホント!?

人の命名について定めている法律である“戸籍法”の第50条には、“子の名には、常用平易な文字を用いなければならない”と明記されています。

この、常用平易とは、常に使われていて容易く理解できるという意味で、誰もが日常使い、読み書きができる文字ということになります。

では、その常用平易な文字とは、一体何を指すのかというと、それも法律で定められています。


戸籍法施行規則第60条に、名前に使用できる文字の範囲が記載されていて、漢字は“常用漢字”と“人名漢字”に掲げられた2930字

加えて、ひらがなとカタカナを名付けに使うことができるとしています。

つまり、世の中にある漢字をすべて名前に使うことはできず、限られた漢字のみを使って名前を付けるということになります。

もちろん、年々人名漢字は増えているようなので、今、名前として認められていない漢字も、数年後には人名漢字となっている可能性もあるかもしれません。

ただ、ルールというのはそれくらいになるので、あとは、親御さんの良識の範囲で自由に名前を付けることができます。

なお、戸籍法第49条によって、子供が生まれてから14日以内に出生届を出すことも義務づけられていて、それまでに子供の名前を付けなければいけないことになります。

子どもの名前の読みがなって当て字でもいいの?

子どもの名前のつけ方には、使える漢字が存在することがわかりましたが、それでは、読みがなはどうなのでしょうか?

再び、命名に関する法律である戸籍法の話になりますが、読みがなについては、特に、法の決まりはありません。

強いて言えば、出生届を提出する各自治体(役所)の判断に委ねられる結果になるわけですが、そこで書き直しを指示されることもあるそうです。

そもそも漢字には、音読み、訓読みの他に、名のりといって、名前に用いることができる読み方があります。

名前というのは、音読み、訓読み、名のりのいずれかで形成されることが望ましいと考えられているので、それらに当てはまらないものは却下されてしまいます。

せっかく考えた名前を却下されるのは心外かとも思いますが、それを受理してしまったら、困るのは誰あろう、大切な我が子です。

本来、そうした呼び方をしない漢字に間違った読みがなを付けてしまい、誰もそのこの名前を正しく読めないとなったら、可哀想ですよね。

子どもの名前の読みがなを付ける時は、その点にも注意して、音読み、訓読み、名のりのどれかに当てはまるように考えてあげましょう。

名前の変更は簡単にすることができない!?

実のところ、名前が嫌だからと言って改名することはそう簡単なことではありません。

改名に関しても、戸籍法第107条の2によって定められており、正当な理由がなければ名前を変更することができないとされています。
正当な理由というのは、社会的な理由で、例えば、奇妙な名前でいじめや差別を受ける、またはその恐れがある場合。読むのが難しく、性格に読んでもらえないことでの生活上の不利益が生じている場合などがあげられます。
その、正当な理由を家庭裁判所で許可した場合に限り、改名が認められることになります。


改名に必要なものとして、改名する本人の年齢が15歳以上であることや、必要書類の提出(名の変更許可申立書・申立人の戸籍謄本・変更理由の資料など)があります。

合わせて、申立書には800円分の収入印紙が必要になり、家庭裁判所での審査結果の連絡用の郵便費も実費負担となるようです。

すべての書類が揃ったら、家庭裁判所へ提出しますが、申し立ての段階で不受理になることもありますし、事前審査で取り下げになることもあるそう。

受理された後も、改めて家庭裁判所へ赴き、審査・面談をして審査が通れば、裁判所から申し立て証明書が届き、役所へ提出することができるようになります。

以上のように、改名には、これだけ長い道のりをこなさなければならないのが現実です。

名前をつける際は、子供に改名を考えさせてしまうような名前は避けた方が良いと言えるのではないでしょうか。

転出・転入のタイミングで読みがなは変更することができる!?

読みがなと言えば、皆さんはこんな裏技を知っているでしょうか。

引っ越しをする際に必要になる手続きと言えば、“転出届”や“転入届”ですが、この転入届を提出する際に、読みがなを変更することが、出来てしまうんです。


皆さんが引っ越しをする際に、もともと住んでいた自治体から貰える転出証明書をじっくり見たことがありますか?

実はこちらの書類には読みがなが書いていない場合が多いんです(書式は各自治体ごとでバラバラです)

という事は、新しく受け入れる側の自治体の職員には、来た人の読みがなを確認する方法はないので、申請者の自己申告通りに読みがなを登録することになります。その結果、新住所での登録時点の読みがなが採用されるんですね。

なぜこんな事が起きるのかと言うと、実は読みがなというもの自体が法律上で管理すべき情報ではないからです。

戸籍法で管理する戸籍も住民基本台帳法で管理する住民票でも、読みがなは記載事項となっていません。法律上の記載事項ではないので、役所でも読みがなを管理する必要がないのです。

役所の転入手続きの際に読みがなを書く必要があるのは、住民基本台帳システムという住民情報を管理する際の捕捉情報として本人が申請した内容を参考にして入力しているだけなんです。

試しに住民票を取ってみると分かりますが、読みがな・フリガナという項目が無いことがわかります。
住民票には下記内容が記載されています〈日本国籍の場合〉
1.住所
2.世帯主の氏名
3.氏名
4.生年月日
5.性別
6.世帯主との続柄
7.住民票コード
8.個人番号(マイナンバー)
9.その住所に住み始めた年月日
10.自治体に転入届けを提出した日
11.その自治体に住み始めた日
12.本籍
13.筆頭者
14.前住所(一つ前の住所)
15.備考
もちろん、ひらがなやカタカナの名前に対して、明らかに異なる読みがなをあてることはできませんし、“山田”を“さとう”とは読ませることはできません。

これは、先程の音読みや訓読み、名のりの読み方の考え方と同じです。読み方の考え方の範囲内であれば、特に法律上の縛りがないといったニュアンスになるようです。

こういう理由で、自分の読みがなの登録を変更することが出来てしまいます。

余談になりますが、ここまで、自然に“読みがな”と言っていましたが、“フリガナ”とも言いますよね。どちらも漢字を読む際に補助する役割を担っていますが、細かなところでいうと、その性質は、若干異なります。

“フリガナ”とは、読み間違えても問題のない場合に使う読書の補助で、“読みがな”は、読み間違いを防止しする観点が強く、絶対に読み間違ってはいけない場合に使用します

つまり、名前の場合は、フリガナではなく読みがなが厳密に言えば正解になり、単に漢字を読む場合はフリガナでOKということになります。

子どもの名付けで過去に問題になった事件って?

子どもの名付けに関する騒動と言えば、90年代に話題になった、“悪魔ちゃん”事件ではないでしょうか。

当時のメディアは、こぞってこの一件を取り上げ、さまざまな意見が飛び交ったものでした。

結果的に、“悪魔ちゃん”は“亜駆”という名前で戸籍に登録されることとなり、事態は収束した訳ですが。実のところ、この“悪魔”という漢字はどちらも常用漢字となっており、決して違法ではありません。

では、なぜ名前として認められなかったのか?それは、“命名権の濫用”という理論が適用されたからと言われています。

そもそも、命名権を定める法律は存在しませんが、“子の福祉”、民法では“子の利益”という言い方をしますが、その観点で見ると、明らかに害を及ぼすと判断されたからと言えます。

子の福祉を害する=命名権の濫用とされ、“悪魔”という名前は認められなかったという訳です。

また、2000年には名前に関することで殺人事件まで起きています。

2000年9月、“鼎(かなえ)”という名前を付けた父親を恨み、包丁で腹などを刺して失血死させたという事件。

犯人は被害者の息子で事件当時53歳、被害者は73歳と決して若い年代の事件ではありませんでした。

犯人はこの“鼎(かなえ)”という名前で、随分と苦労はしたようです。学校の先生には読み書きが分かりづらいととがめられ、周囲では女性と間違われ笑いものになっていた。

約20年前に改名はしたものの、積年の恨みというのは払拭できなかったのでしょうか。

この名前は、現代ではキラキラネームというほどのインパクトがあるものではないかもしれませんが、当時としては珍しかったのでしょう。

しかし、この一件は、決して他人ごとではありません。親としては、名前の漢字の意味を優先させたらしいのですが、子にはまったく伝わっていなかった。

むしろ、音の響きでさまざまな誤解を生み、結果的にこのような悲劇を生んでしまったわけです。名前をつける際は慎重に考えなければいけないと思わせる、なんともやりきれない事件ではないでしょうか。

子どもの名前にはどういう名付け方法があるの?

ここからは、子どもの名前にはどういう名付け方法があるのかを見ていくことにしましょう。

音や響きを優先に名付ける

音の響きは、近年の名前の名付け方法として多く見受けられますよね。名前の響きの良さは、それだけで印象を左右する面もあり馬鹿にできません。

子どもとその家族に有益な情報やサービスの提供を行う“たまひよ”では、2005年から子どもの名前に関する調査を行っています。

その調査の中に、名前の読み方のランキングもあり、どのような読み方の名前が人気なのかが分かるようになっています。

2017年の名前の人気頭音は、男の場合1位に「ゆ」、2位に「は」、3位に「あ」。
女の子は1位に「ゆ」、2位に「あ」、3位に「み」でした。

この結果から、男女ともに頭文字が「ゆ」から始まる名前が人気ということになります。

「ゆ」という響きには、柔らかさや優しさを連想させ、穏やかなイメージがあります。
一方、「は」という響きには活発なイメージがあります。

「あ」にも、やはり活発で明るいイメージを持ちますし、「み」も穏やかな印象を与える文字です。

イマドキの響きを重視する名前には、柔らかさや穏やかさを重視する傾向にあるのかもしれませんね。

なお、男の子の4位は「り」、5位は「そ」、女の子の4位は「り」、5位は「ひ」となっています。
<男の子の名前>
・悠馬(ゆうま) ・結翔(ゆいと)
・悠人(ゆうと) ・陽人(はると)
・颯人(はやと) ・晴(はる)
・朝陽(あさひ) ・蒼(あおい)
・陸(りく) ・颯太(そうた)
<女の子の名前>
・結衣(ゆい) ・結愛(ゆあ)
・結菜(ゆいな)・葵(あおい)
・あかり ・杏(あん)
・澪(みお) ・美月(みつき)
・美桜(みお)・莉央(りお)

家族の名前から一字取る

家族の名前から取るという方法は、何世代かで暮らしているご家庭や、伝承された名前があるご家庭に多いのではないでしょうか。

また、家族の繋がりを大切にしたいと考える親御さんが自分たちの名前や祖父母の名前から一字もらって付けるということもあるようです。

ただ、この方法には少し気になる点が。子供の名前に親の名前の一字を貰うことは、姓名判断的にはNGという考え方もあるのです。

そもそも、親の名前を一字子供にあげるというものは、戦国時代の主君と家来が由来とされています。

自分に忠誠を誓いなさい、自分を超えてはならない、というマイナスなイメージが強いとされ、敬遠する人もいるのだとか。(参考:uraspi.com/fortune-telling/11883)

もちろん家族の名前を取るという思いは非常に大切な気持ちなので、どちらが良い悪いということではないので、参考までにして頂ければと思います。

家族の名前と関連したものを名付ける

家族関係で言えば、名前を一字もらうだけではなく、関連した名前を付けるという方法もあります。

例えば、一番上の子に「陸」と名付けたのであれば次の子は「空」、若しくは「海」といった具合に、兄弟や姉妹で共通のテーマで名前を付ける方法もあります。

<関連した名前>
・陸(りく)-海(かい)-空(くう)
<同じ漢字を使う>
・優斗(ゆうと)-優也(ゆうや)-優希(ゆうき)
<同じ止め字を使う>
・颯太(そうた)-寛太(かんた)-航太(こうた)
<ふたつ合わせると熟語になる>
・雄馬(ゆうま)・大樹(だいき)⇒ 雄大
・温(あつし)・知(あきら)・新(はじめ) ⇒ 温故知新

過去の偉人から取る

過去の偉人から名付ける方法も、いつの世も行われていることではないでしょうか。

偉人の多くは志を高く持ち、自分というものを強く持った人が多いですよね。
歴史の教科書に載っている人物の名前や、科学者や文学者から取るのもいいでしょう。

歴史上の人物で真っ先に上がるのは「坂本龍馬」。何度となくドラマなどで演じられている人物で、好印象を持っている人が多い名前です。

戦国武将だと、大河ドラマでお馴染みの「織田信長」や「豊臣秀吉」。「真田幸村」や「伊達政宗」も、好きな戦国武将ランキングでは常連ですよね。

女の子なら、姫たちの名前を取るのもいいかもしれません。

なお、今後の大河ドラマでは「明智光秀」を放映することになっています。先取りで「光秀」という名前をもらうのもいいですよね。

科学者や文学者などの文化人の場合、「野口英世」や「樋口一葉」。音楽が好きな人なら、「滝廉太郎」などの名前も検討してみてはいかがでしょうか。
<歴史上の人物の名前>
・龍馬(りょうま・坂本龍馬)
・信長(のぶなが・織田信長)
・秀吉(ひでよし・豊臣秀吉)
・幸村(ゆきむら・真田幸村)
・政宗(まさむね・伊達政宗)
・謙信(けんしん・上杉謙信)
・寧々(ねね・豊臣秀吉の正室)
・式部(しきぶ・紫式部)
・清乃(きよの・清少納言)
・小町(こまち・小野小町)
<文化人の名前>
・英世(ひでよ・野口英世※医師で細菌学者)
・漱石(そうせき・夏目漱石※作家)
・龍之介(りゅうのすけ・芥川龍之介※作家)
・廉太郎(れんたろう・滝廉太郎※作曲家)
・弥太郎(やたろう・岩崎弥太郎※三菱財閥の創業者)
・八重(やえ・新島八重※同志社女学校の設立に貢献)
・一葉(いちよう・樋口一葉※作家)
・翠子(すいこ・杉浦翠子※歌人)
・律(りつ・正岡律※俳人である正岡子規の妹)
・吟子(ぎんこ・荻野吟子※日本人初の国家資格を持った女性医師)

今活躍している有名人から取る

その時に活躍している有名人から名付けることは、昔から行われていることですよね。スポーツ選手や芸能人など、憧れの存在から名前を取るケースが多いようです。

昔なんかだと、伝説の野球選手、長嶋茂雄さんからあやかって、「茂雄(しげお)」と付けた方も多かったのではないでしょうか。

映画全盛期だった時代には、銀幕スタート呼ばれる女優さんや俳優さんから名前を付けることもありました。

もちろん、今でもその傾向は脈々と受け継がれており、近年の子どもの名前ランキングにも、ちらほらと有名人の名前が出てきています。
・瑛太(えいた※俳優)
・圭(けい・錦織圭※テニス選手)
・航平(こうへい・内村航平※体操選手)
・翔平(しょうへい・大谷翔平※野球選手)
・結弦(ゆづる・羽生結弦※フィギュアスケーター)
・はるか(綾瀬はるか※女優)
・結衣(ゆい・新垣結衣※女優)
・祐希(ゆうき・天海祐希※女優)
・沙羅(さら・高梨沙羅※スキージャンプ選手)
・真凜(まりん・本田真凜※フィギュアスケーター)

自分の好きな作品の登場人物から取る

自分の好きな映画やドラマ、アニメ、マンガなどからも名前を取るというケースもあります。

特に、日本はアニメやマンガが世界的にも有名で、その登場人物から名付けることが多いようです。

しかし、この現象はここ最近のオタク文化が発祥というわけではなく、もっと前から根付いているといっても過言ではありません。

1980年代には、あだち充さんの描いたマンガ、“タッチ”に登場する主人公、“達也(たつや)”や“和也(かずや)”といった名前は、根強い人気を誇っていました。

同じ年代で言えば、高橋陽一さんの描いた“キャプテン翼”の主人公の名前、“翼(つばさ)”も、とても人気があった名前です。

当時はまだ、男の子に名付けるというイメージが強かったですが、現代では男の子にも女の子にも使える、ユニセックスな名前になっていますよね。

文学・映画作品

文学や映画、ドラマの登場人物から取る場合は、次のような名前があります。
・公平(こうへい・映画「HERO」より)
・耕作(こうさく・ドラマ「コード・ブルー」より)
・司(つかさ・ドラマ「花より男子」より)
・類(るい・ドラマ「花より男子」より)
・洸(こう・映画「アオハライド」より)
・蛍(ドラマ「ホタルノヒカリ」より)
・愛美(えみ・小説「ぼくは明日、昨日の君とデートする」より)
・亜紀(あき・小説「世界の中心で、愛をさけぶ」より)
・あおい(小説「冷静と情熱のあいだ」より)
・陽(よう・小説「百瀬、こっちを向いて。」より)

アニメ・マンガ

アニメやマンガは種類が多いので、さまざまな項目でまとめてみました。
<季節から考える名前>
・楓(かえで・「スラムダンク」より)
・柊(しゅう・「恋と嘘」より)
・冬馬(とうま・「Side M Jupiter」より)
・四季(しき・「Side M Jupiter」より)
・春輝(はるき・「好きになるその瞬間を。」より)
・萌(もえ・「L・DK」より)
・木春(こはる・「星野、目をつぶって。」より)
・麻冬(まふゆ・「ブレンド・S」より)
・小春(こはる・「お酒は夫婦になってから」より)
・春来(はるき・「コンビニカレシ」より)<色からとる名前>
・蒼紫(あおし・「るろうに剣心」より)
・銀(ぎん・「結城友奈は勇者である」より)
・碧(あおい・「雨色ココア」より)
・紅緒(べにお・「はいからさんが通る」より)
・実紅(みく・「ちはやふる」より)
・朱里(あかり・「思い、思われ。ふり、ふられ」より)
・茜(あかね・「クズの本懐」より)
・紫苑(しおん・「潔癖男子!青山くん」より)
・青大(はると・「君のいる町」より)
・橙吾(とうご・「ちはやふる」より)<伝統的な名前からとる>
・一織(いおり・「アイドリッシュセブン」より)
・龍太郎(りゅうたろう・「のだめカンタービレ」より)
・忍(しのぶ・「はいからさんが通る」より)
・銀時(ぎんとき・「銀魂」より)
・仁(じん・「カブキブ!」より)
・駿河(するが・「終物語」より)
・雅(みやび・「この中に1人、妹がいる!」より)
・薫子(かおるこ・「失恋ショコラティエ」より)
・静(しずか・「なまいきざかり。」より)
・巴(ともえ・「南鎌倉高校 女子自転車部」より)<花の名前からとる>
・蓮(れん・「ストロボ・エッジ」より)
・美桜(みお・「好きになるその瞬間を。」より)
・仁菜子(になこ・「ストロボ・エッジ」より)
・杏(あん・「ReLIFE」より)
・百合香(ゆりか・「坂道のアポロン」より)
・菜穂(なほ・「orange」より)
・茉莉(まり・「アニメガタリズ」より)
・麦(むぎ・「クズの本懐」より)
・蘭(らん・「アイカツ!」より)
・桃華(ももか・「アイドルマスター・シンデレラガールズ」より)

文字数を決めてからつける

名前の文字数を先に決めてから名前を付ける方法もあります。

男の子の場合、漢字一文字の名前は近年人気の傾向にあり、名前の人気ランキングでは、ベスト50の中に20近くランクインしていることが分かっています。

音の響きや切れもよいことから、一文字の名前を選ぶ親御さんが増えているのかもしれません。

一方、二文字は、名字と名前とのバランスを考えると不動の人気と言える文字数ではないでしょうか。

名前表記のバリエーションは年々増えていますが、男女ともに名前の人気ランキングトップ10のうち、7つは二文字の名前が占めている結果になっています。

では、3文字の名前はどうかというと、実は3文字の名前も徐々に人気が回復してきているという見方があります。

3文字の名前は、名付けの最近の流行である“古風”や“日本的な”名前に沿っていると言われ、見直す動きが出てきているのです。

確かに、男の子の名前の場合、3文字の名前には“男らし”といったイメージや、“伝統的な”というイメージをあたえ、由緒正しい感じがします。

女の子の名前の場合においても、“品の良さ”を感じさせる文字数と言えるのではないでしょうか。

ひらがな3文字の名前の場合は、“優しさ”や“柔らかさ”を与えやすく、誰からも愛される子になって欲しいという願いにはピッタリと言えます。

一文字

男の子、女の子の一文字の名前で、人気の名前は次の通りです。
<男の子の名前>
・蓮(れん) ・樹(いつき)
・湊(みなと)・蒼(そう)
・新(あらた)・悠(ゆう)
・楓(かえで)・岳(がく)
・旭(あさひ)・陸(りく)
<女の子の名前>
・紬(つむぎ)・凜(りん)
・葵(あおい)・澪(みお)
・杏(あん) ・花(はな)
・桜(さくら)・菫(すみれ)
・希(のぞみ)・遙(はるか)

二文字

二文字の人気の名前は次の通りです。
<男の子の名前>
・大翔(ひろと) ・陽翔(はると)
・陽太(ようた) ・大和(やまと)
・悠人(ゆうと) ・悠真(ゆうま)
・颯真(そうま) ・陽向(ひなた)
・奏太(そうた) ・朝陽(あさひ)
<女の子の名前>
・咲良(さくら)・結菜(ゆうな)
・莉子(りこ) ・芽依(めい)
・結愛(ゆあ) ・陽菜(ひな)
・結衣(ゆい) ・心春(ここは)
・陽葵(ひまり)・結月(ゆづき)

三文字

三文字の人気の名前は次の通りです。
<男の子の名前>
・琥太郎(こたろう)・銀次郎(ぎんじろう)
・慶二郎(けいじろう)・幸司郎(こうしろう)
・小次郎(こじろう) ・丞太郎(じょうたろう)
・麟太郎(りんたろう)・清之助(せいのすけ)
・竜之介(りゅうのすけ)・蔵之介(くらのすけ)
<女の子の名前>
・さくら ・あかり
・ひかり ・いち香(いちか)
・さや香(さやか)・梨々花(りりか)
・陽菜乃(ひなの)・千鶴子(ちずこ)
・柚子香(ゆずか)・和香奈(わかな)

名前と画数にはどんな関係性があるの?

名前と画数の関係性を語る上で、絶対に外せないのが“姓名判断”です。

姓名判断とは、その人の姓名から性格や運勢、運命などを導き出す占いで、発祥地の中国で古来から受け継がれている姓名学と、日本の統計学をもとに占っていきます。

姓名の旧字体の字画で姓の合計画数の“天格”、名の合計画数の“地格”、姓名の総画数である“総格”、姓の最後の文字と名の最初の文字の合計画数の“人格”。

そして、総格から人格の画数を引いた数の“外格”の五格で、姓名の吉凶を占います。

天格の場合は、名字に当たるため、先祖代々の運命と言った意味合いが強く、女性は結婚によって名字が変わることもあるので、運命が変わると言われます。

地格は子供の頃などの、人生の前半の運勢が分かるとされ、総格は人生の後半の運勢を表しています。

その人の性格は人格から導き出すことができますし、対人関係に恵まれる人生を送れるかは外格で占う。

このような感じで、名前と画数には、その人が生まれながらに持った運命や、これから待っている運命を決める、重要な関係性を持っていることが分かります。

画数によって吉数や凶数を導き出す

それでは、画数から分かるものとは、一体何なのでしょうか?

画数で分かるのは、縁起が良い数字の“吉数”、そして、あまり縁起がいいとは言えない数字の“凶数”です。

吉数や凶数は、画数によっても、男女によっても異なります。

例えば、画数が1の場合、男女ともに吉数ですが、画数が2の場合はどちらも凶数となっています。

画数21の場合、男性は吉数ですが女性は凶数。画数が38の場合、女性は吉数ですが男性にとってはあまりいい画数ではありません。

このように、画数によって、縁起が良い名前、縁起があまり良くない名前といった具合で、判断するのが“姓名判断”となり、画数が重要になるというところなのです。

画数に秘められた意味とは?

ここでは、具体的にどの画数にどんな意味があるのかを見ていきます。

1画

すべての始まりを意味し、大吉とされる画数です。とは言え、名字と名前を合わせて一画となることはないので、姓名判断として成立しません。

2画

動揺を意味する画数で、凶数とされます。周囲との関係がうまくいきにくいとされ、悪影響を及ぼしやすいとされます。

3画

希望を意味する画数で、吉数となります。人柄が良い数字で、何事も順調にことを進めることができるとされます。

4画

不安定な意味合いが強い画数のため、凶数とされます。特に、人生前半での健康運に注意が必要になるとも言われています。

5画

心身のバランスがいいといわれる画数で、吉数。人から信用されやすいとされる数字で、良い人生を送れる福寿の数字です。

6画

勤勉を意味する数字で、コツコツ努力して成功を手に入れるとされています。周囲に対して誠実で優しいことから、天徳に恵まれるとされる吉数です。

7画

孤立や孤高を意味する数字。どんな困難にも立ち向かえる力強さや人情がある一方、融通の利かない部分も。

8画

平和を象徴する吉数。金運にも強いとされ、外格に8がある数字もまた強い金運を待つとされます。

9画

逆境を意味する凶数。頭脳明晰で研ぎ澄まされた才能がある一方、神経質で冷淡と思われてしまう一面も。結果、逆境に陥りやすく、気苦労や困難が絶えないとされます。

10画

物事のはじまりのである1と、無を意味する0が入る数字で、極端な状況に陥りやすいとされる凶数です。安定感が少なく、常に備えが必要になります。

11画

大吉の数字が重なるため、縁起の良い数字とされています。年長者から可愛がられやすい一方、心配性なところがあるので凶数と組み合わせないように注意すること。

12画

美的センスに優れ、芸術的な才能が開花しやすい反面、精神的にもろい部分があるとされる凶数。一概に悪いとも言えませんが、率先してつける画数ではないよう。

13画

世界的に見ると、13という数字は縁起が悪いとされますが、画数では吉数となっています。責任感が強く周囲から好かれるとされ、家庭運や金運に恵まれるとされます。

14画

偏った意見を持ちやすく、考えが固執しやすい凶数。14の画数が外格の場合は、男女ともに家庭運や健康運に注意が必要と言われています。

15画

穏やかさや円満を象徴する吉数。争いごとを好まず、周囲からの信頼も厚いためリーダーの資質を持っているとされます。

16画

三大吉数のひとつで、願望を達成する数字とされます。開拓者としての資質があり、困難に当たっても乗り越えられる力があります。

ただし、女性の総画が16画の場合は注意が必要。組み合わせ次第で自分の運勢や家庭運を引き下げてしまうことも。

17画

強い信念を持ち、物事を成就させるために努力を惜しまない部分がある一方で、周りが見えなくなってしまうところがあります。

18画

穏やかな性格で信頼と尊敬を集めやすく、富を得やすいとされる吉数。ただし、恋愛にのめり込みやすく、自制心の強さを求められる一面も。

19画

障害を意味する数字で、凶数の中でも悪い“大凶数”と言われる数字。

頭脳明晰で感性が豊かなため各分野で活躍できる才能があるものの、短気で神経質な一面があり、トラブルを呼び込みやすいとされます。

20画

無を表す0と、別れや破壊を表す2の組み合わせのため、凶数とされています。

家庭縁が薄く、熱しやすく冷めやすい性格になりやすく、波乱を呼びやすいとされています。

21画

高い理想を持ち、目的達成のためのコツコツ努力をするとされる数字。人にも自分にも厳しい一面を持ち、責任感があるため信頼を得やすいとされています。

22画

自分らしい生き方をし、異性に好感を持たれやすいものの、孤独も同時に持ち合わせている数字と言われ、霊的な感覚を持つこともある数字です。

苦難を乗り越える力はありますが、挫折しやすい一面もあるので、特にこだわりがないのなら避けた方が良い画数とも言われています。

23画

姓名判断の中で特に好まれる画数で、大吉数。小さなチャンスで大きなせいかを得ることができるとされています。

女性の場合は、総画が23画の場合は注意が必要です。

24画

協調性や安定感を意味する数字で、想像力や感受性に優れ芸術や技術面で活躍しやすい吉数とされています。

25画

自立心があり、質実剛健な性格を持つ数字で、協調性を養えば大きく発展するとされる吉数です。

女性は敬遠しがちな画数ですが、男女ともに使うことのできる画数です。

26画

真面目と努力、欲望とが共存する数字で、波乱がつきまとうとされる凶数。

一度つまずいてしまうと、なかなか立ち上がれなくなってしまう面があるので、周囲との関係を慎むことが常に求められます。

27画

頭の回転も速く、直感力に優れている数字。

ここぞという時の集中力や精神力は目を見張るものがあり、開拓精神が強い性質があります。配置次第で半吉数から吉数へと変わる可能性があります。

28画

自分のいる環境で変化しやすい数字で、生まれつきの才能で大成する場合もありますが、精神的な苦労を帯びている部分もあり、凶数とされています。

さまざまな障害を招きやすく、家庭運も低めのよう。

29画

頭の回転が速く、温和で控えめな性格を持つ吉数。

判断力と観察力に優れ、誠実な人柄で周りの人から引き立てられることが多く、男女ともに良い画数といえます。

30画

波乱を意味する数字で、他の部分の画数によっては吉数になり得る画数。

明るく思いやりのある性質があり、器用に物事をこなせる力を持っています。初めは何かと苦労しますが、大器晩成型の数字と言えそうです。

日本人の名前を英語で紹介する時のポイントと人気の名前は?

ここからは、日本人の名前を英語で紹介する時のポイントやグローバルな名前として人気な名前をご紹介していきたいと思います。

海外の人は日本人の名前をどの様に受け止めるか?

日本人の名前を英語で紹介するとき、海外の人はどのように受け止めるのでしょうか?

日本語は海外でも近年高い評価を得ていて、外国の子どもに日本語の名前を付けるケースも出てきていますよね。ここからは、国別で見てみることにしましょう。

英語圏

英語圏の人が抱く日本語の印象は、単語の始まりと終わりがよく分からないというもの。

一方で、柔らかな響きが多いとも捉えているようで、受け止め方としては好意的で悪くはないようです。

しかし、日本人としては当たり前の名前でも、英語圏の人が聞くと別な意味に捉えられてしまうものもあるようです。
・まみ → mummy(意味:ミイラ)
・あぐり → ugly(意味:不愉快な、見苦しい、醜い)
・えり → eerie(意味:不吉な)
・うらら → アメリカでは淫らな印象を与えてしまう言葉
・こうま → coma(意味:昏睡状態のこと)
・さいこ・さえこ → psycho(意味:精神異常者)
・しん → sin(意味:罪)
・ゆうさく・ゆうすけ・ゆうき → 相手を挑発したり好ましくない表現として使われる
・だい → die(意味:死ぬ)

ヨーロッパ圏

英語圏以外のヨーロッパの国々での日本語の捉え方は、アジア=中国語というイメージがあるようで、混同されがちのよう。

しかし、ヨーロッパ圏の人たちも、日本語の響きは美しいと感じる人は多いようで、意味は分からないけど好き、という人も少なくないようです。

それでは先程と同様に、ヨーロッパ圏の人が聞くと別な意味になってしまう名前を見ていくことにしましょう。
・あんり → フランスでは男の子の名前
・さよ → sayo (フランス語では“男ったらし”の意味)
・ちかこ → Ci caco(イタリア語で“ここで排便する”という意味)
・てるこ → スペイン語では頭の固い男性を意味する言葉
・ともこ → tumoco(スペイン語で“鼻水”を意味する)
・なち → Nazi(ドイツ語圏や英語圏ではナチスを連想させるので要注意!)
・なな → nana(フランス語で“情婦”を意味する)
・まほ → チェコでは“バカ”という意味の言葉
・まりこ・まりか → marico(スペイン語では性差別を意味する言葉)
・かつお → cazzo(イタリア語で“男性の生殖器”を表す俗語に似ている)
・こうた → スウェーデン語で“どスケベな”、ドイツ語で“大便”の意味
・そう → fou(フランス語で“バカ”という意味)
・ゆうと → yuuto(イタリア語で“鼻”を意味する)

アジア圏

日本と同じアジア圏の場合は、欧米諸国に比べると日本語を耳にする機会が多いため、身近と言えば身近のようです。

漢字表記は何となく意味が分かるので、あまり意味の相違というのはなく、音の響きもにた部分があることから、それほど特別感はなさそうです。

さて、アジア圏でも意味合いが異なるものはあるのでしょうか。
・あきこ → 韓国語で“小熊”を意味する
・あや → 韓国語で痛みを表現する言葉
・きみこ → 中国語で“公子”は、“貴公子”という意味で男の子をさす
・たえ・たえこ → タガログ語(フィリピンで使われる)では“大便”の意味
・なな・ななこ → 中国語で“菜”という漢字はおかずの意味
・はな・はなこ → 中国語で“花子”は“乞食”の意味で、“花”という漢字も“バカ”の意味
・ひな → 中国語で“未成年の売春婦”を意味する
・みほ → ビルマ語(ミャンマーで使われる)で“問題児”を意味する
・もえ → タイ語で“陰毛”の意味
・はると → ヒンディー語で“泥棒”を意味する
・とおる → タガログ語で“牛”を意味する言葉
・すすむ → インドネシア語では“女性の胸”という意味
・ゆうま → ヒンディー語では“死神”という意味

アフリカ圏

アフリカ圏の人にとって、日本語に接する機会が少ないので、あまりピンとこないというのが現実ではないでしょうか。

他の国の言語に比べて母音が多い日本語は、早口で機関銃のよう、怒っているように聞こえるといいます。

アフリカの人にも、そう聞こえているのかもしれませんね。さて、アフリカ圏の人が耳にすると“?”になってしまう名前については、次の点が要注意のようです。
・にか → 黒人を差別する言葉“nigger”に聞こえてしまう恐れがあるので要注意!

グローバルな名前として人気な名前は?

海外進出をする日本人が増えてきたり、国際結婚をしたりなど、もはや、国内だけには止まらない世の中になってきた現代。

国際社会へも目を向けた名前、いわゆる、グローバルな名前が注目を集めています。

ここでは、グローバルな名前として人気な名前で、特に人気な一文字の名前と二文字の名前を見ていくことにしましょう。

男の子の名前

<一文字>
・ケイ・・啓・慧・景・敬・圭など
・ケン・・健・憲・研・賢・謙など
・ジョー・・丞・丈・穣・譲など
・ショー・・翔・章・将・昭・彰・晶など
・ルイ・・累・類など
・ヴァン・・播・盤など
・ヒロ・・廣・弘・浩・尋・紘など
・レイ・・礼・怜・黎など
・ジン・・仁・秦・尋・臣・稔など
・ベン・・勉など<二文字>
・ケント・・顕人・健人・賢人など
・ジョージ・・丞司・丈二・譲二など
・ルイ・・瑠偉など
・ノア・・乃亜・希亜など
・アラン・・亜蘭など
・ケーシー・・敬史・圭司・恵司など
・レオン・・怜苑・礼音・蓮音など
・ライト・・頼人など
・リヒト・・理人・莉人など
・レオ・・怜央・伶央・玲央・礼旺・玲雄など

女の子の名前

<一文字>
・ケイ・・敬・景・恵・啓・京など
・アン・・杏
・ジュン・・順・淳・潤・純・旬など
・ルイ・・類・塁・涙など
・ルナ・・月
・リョウ・・稜・涼・遼・亮・綾など
・モモ・・桃<二文字>
・アンナ・・杏奈・杏那・安奈・安菜・安那など
・エマ・・恵麻・愛磨・英茉・瑛眞・恵真など
・エレン・・恵蓮・愛蓮など
・セナ・・瀬奈・世成・瀬那・星夏・聖奈など
・サラ・・沙羅・咲良・咲空・紗良・彩良など
・カレン・・佳蓮・夏怜・歌恋・華怜・華蓮など
・マヤ・・摩耶・真矢・麻耶・真彩・真弥など
・リサ・・理彩・理沙・梨沙・吏沙・李咲など
・レイナ・・玲奈・伶奈・麗奈・礼奈・怜那など
・ジュリ・・樹里・珠里・寿理・珠莉・珠璃など

かっこいい・かわいい名前は時代によって変化する?

ファッションと同じく、名前にもその時代のブームというのは反映されるものなのでしょうか?

ここでは、かっこいい・かわいいとされた名前を時代ごとに区切って見ていくことにしましょう。

大正時代

大正時代の名前の特徴としては、元号の“大正”からとったり、時代が目まぐるしく変わる時代でもあったことが反映されているようです。

他国と戦争をしていた時代でもあり、男の子の名前は力強く、たくましさを感じさせるものが多い一方で、女の子は平和を願う気持ちが込められた名前となっています。

なお、明治時代までは、女の子の名前に“子”を付けることが許されていませんでしたが、大正時代からは解禁され、使えるようになっています。

それまでの憧れが爆発したかのように、~子という名前は大人気となっています。
<男の子の名前>
・正一(しょういち) ・正雄(まさお)
・清(きよし)・勇(いさむ)・武(たけし)
<女の子の名前>
・千代(ちよ)・千代子(ちよこ)
・文子(ふみこ)・静子(しずこ)
・八重子(やえこ)

昭和前期

昭和初期もまた、戦争真っ只中にあって、男の子の名前には勇ましさを強調するものが多くなっています。

特徴的なのが、男の子の名前はほとんどが一文字の名前となっており、時代背景が大きく関わっていると言えそう。

“茂”や“実”などの名前は、戦争による影響で食糧難になっていたことがうかがえます、“勝”や“勇”は、戦争の善戦や勝利を願ってのことともとれます。

一方、女の子の名前は、相変わらず“~子”が多くを占めており、三文字の“~子”も徐々に登場してきた時代でもありました。
<男の子の名前>
・進(すすむ)・稔(みのる)
・明(あきら)・昇(のぼる)
・勲(いさお)・功(いさお)
<女の子の名前>
・美代子(みよこ)・典子(のりこ)
・美智子(みちこ)・京子(きょうこ)
・久美子(くみこ)・由美子(ゆみこ)

昭和後期

終戦し、立ち上がろうと必死の時代だったこの時期、名前にもその世相が見え隠れしています。

戦いのさなかの名前の印象が強かった“勝”や“勇”はつける人がなくなり、“博”や“明”といった名前が増えてきました。

勉学に励む人が増えてきたこともあり、学びに関する漢字を名前に当てる人も出てきました。

女の子の名前は、長い戦争の時代が終結し、平和を願う気持ちや、優しさを感じさせる名前を付けられるようになり、そのバリエーションも段々増えてきました。

全体的に、明るい名前や優しさを感じさせる名前が増え、知性も感じられる名前が増えてきました。
<男の子の名前>
・隆(たかし)・博(ひろし)
・誠(まこと)・豊(ゆたか)
・浩之(ひろゆき)・直樹(なおき)
・哲也(てつや) ・和彦(かずひこ)
<女の子の名前>
・恵美子(えみこ)・恵子(けいこ)
・順子(じゅんこ)・幸子(さちこ)
・真由美(まゆみ)・ゆかり
・明美(あけみ) ・直美(なおみ)

平成前期

平成に入ると、ますます名前のバリエーションが増えていきます。

男の子では“太”のつく名前や、大きさを感じさせる名前が人気を集め、女の子では一文字の名前や“み”の響きのある名前が人気に。
<男の子の名前>
・翔太(しょうた)・健太(けんた)
・涼太(りょうた)・優太(ゆうた)
・大輝(だいき) ・拓海(たくみ)
・海斗(かいと) ・大地(だいち)
<女の子の名前>
・愛(あい)・彩(あや)
・萌(もえ)・遥(はるか)
・舞(まい)・美咲(みさき)
・美穂(みほ)・未来(みらい)
・七海(ななみ)

平成後期~現代

平成後期には、皆さんご存じの通り“キラキラネーム”などが登場してきます。

マンガやアニメ、ゲーム、アイドル全盛期の到来などから、いわゆるアキバ系文化が台頭してきたことが背景ではないかと考えられ、名前にも自由な発想が使われました。

しかしながら、現在では当て字を用いる傾向にあったキラキラネームから、古風な名前や伝統的な名前へと、流行が移ろうとしています。

名前の響きや使う漢字の意味に重点をおく傾向になり、昔の名付けの方法と現代の自由な発想がうまく組み合わさっているのではないでしょうか。
<男の子の名前>
・蓮(れん)・陸(りく)
・湊(みなと)・新(あらた)
・樹(いつき)・駿(しゅん)
・陽翔(はると)・優翔(ゆうと)
・大和(やまと)・大雅(たいが)
<女の子の名前>
・陽菜(ひな)・美羽(みう)
・美桜(みお)・結愛(ゆあ)
・莉子(りこ)・さくら
・ひなた   ・芽依(めい)
・優菜(ゆうな)・杏奈(あんな)

明治時代の名前事情は今ではあり得ない女性蔑視の塊だった!?

長く続いた武家社会が終わりを告げ、さまざまなところで西洋化が進んでいった明治時代ですが、まだまだ身分の差などの差別は激しく残っていました。

その影響は、名前にも現われていて、今では考えられないような名前やルールが設けられていました。

例えば、明治時代の女性の名前には、“シカ”や“イネ”、“ため”などのひらがなやカタカナの名前が多く使われていました。

漢字を使うことは許されていたのにも関わらず、使用しなかった背景には、残念ながら女性蔑視が残っていたという説が有力のようです。

「女に漢字の名前を与えるなどもったいない!」と思っていたのでしょうか、今では考えられないことですよね。

また、今では古風なイメージでつける人が少なくなっている“~子”の形ですが、当時は身分の高い人しか付けることができない名前でした。

もっと言うと、“~子”という名前は、女性皇族の伝統的な名前だったため、一般庶民が安易に使うことが許されていなかったのです。

当然ながら、この時代も“~子”を付けることは許されていなく、名前を付けるルールは、今よりもはるかに厳しかったと言えるのではないでしょうか。

それならば、花の名前など付ければいいのではないかと思われるでしょうが、実はこれもNG。もっとも、こちらがNGな理由はルール違反だからという訳ではなく、縁起の問題のようです。

当時はまだ医療も発展していなかったため、生まれてすぐ亡くなってしまう子供もいましたし、短命の人も少なくありませんでした。

花の命の短さとなぞらえて、あえて花の名前は避けたということのようです。

女性に対する差別は今ではあり得ない話ですが、子を思う親の気持ちは、いつの時代も変わらないのでしょうね。

人気のある漢字

2018年10月現在、名前の漢字として検索されている人気の漢字を調べてみました。

傾向としては、音の響きもさることながら、名前に託す願いとの関わり合いがハッキリと分かるものが多く、男女ともに使える漢字であるようです。

“凛”という漢字は、“りん”と読まれており、“寒い”や“心が引き締まる”といった意味を持つ漢字です。

クールな印象の他、清らかさや上品さを感じさせる漢字となっています。

そのため、名前につける際には、“自分をしっかりと持ち、ハッキリと自分の意見を言える人になって欲しい”という願いを込めることが多いようです。

“柊”は、“ひいらぎ”や“しゅう”、“しゅ”と読まれています。

漢字の形から分かるように、モクセイ科の常用高木で、秋の終わりから冬の初めにかけて花を咲かせます。

花言葉には“用心深い”や“保護”、“先見の明”といういみがあり、古くから魔除けとしても使われている神聖な木です。

“災いから我が子が守られますように”や、“困った時に周囲から手を差し伸べて貰えますように”など、子の平和な未来を願う漢字として使われるようです。

“楓”は、“かえで”や“か”、“ふう”と読まれ、秋になるとキレイな紅葉を見ることのできる高木です。

楓の花言葉は、“遠慮”や“美しい変化”などがあり、思慮深く、控えめな印象を持たれることが多いようです。

男の子にも女の子にも付けやすい漢字で、近年人気ランキングに引っ張りだこな漢字ですよね。

秋に生まれた子どもに付けたり、“優しく温かみのある人に育って欲しい”という願いを込めて付けることが多いようです。

“風”は、“かぜ”や“ふう”、“かざ”と読まれ、男の子の名前にも女の子の名前にも使われる漢字です。

風は吹く場所を選ぶことなく、自由に動くことができます。

そのことから、“行動力のある人になって欲しい”や、“爽やかで心地よい人になって欲しい”という願いを込めて名付けるようです。

“桜”は、“さくら”や“おう”、“お”、“はる”と読まれます。

ピンク色の日本を象徴する花で、どちらかというと女の子の名前に多いでしょうか。

桜の花言葉は、“優美な女性”や“精神の美”。
上品で奥ゆかしい印象を与え、嫌味のない華やかさをも感じさせます。

“桜のように飾らない美しさを持ち合わせる子になって欲しい”や、“桜のように可愛らしく育って欲しい”などの願いを込めて付けられるようです。

“雪”は、“ゆき”や“せつ”、“きよ”とも読まれる漢字です。

雪のイメージは、“純白”や“汚れのない”といったものが強く、場合によっては“クール”な印象を与えるかもしれません。

そのため、名前をつける際には、“清らかな心の持ち主になって欲しい”や“嘘、偽りのない人になって欲しい”などの願いを込めることが多いようです。

“紬”は、“つむぎ”や“”つむぐ“などと読みます。

漢字の意味としては、“織物などをつむぐ”や、“引き出す”、“集める”などがあり、名付ける際にも大きく関わっているようです。

紬は、世界的に見ても大変評価が高く、高価な着物によく使用されています。

そのことから、紬という漢字のイメージも、“洗練された”や“美しい”、“気品がある”といったものがあるようです。

名付けの際も、“気取らずに自分らしさを貫いて欲しい”という願いや、“気品のある素敵な人に育って欲しい”などの願いを込めることが多いようです。

“葵”は、“あおい”や“”あお“、”まもる“とも読まれることがあります。

葵は昔、太陽で方位を知るための道具として用いられており、可愛らしいピンクの色や赤や紫などの色の花を咲かせます。

こちらも男女ともに人気のある名前で、ユニセックスな名前ですよね。

“葵のように可愛らしい女の子に育ちますように”や、“穏やかで上品な人に育って欲しい”という、葵の姿そのものを願いに込めることが多いようです。

また、太陽に向かってすくすく成長することから、“芯の強いたくましい子に育って欲しい”という願いを込めることもあるようです。

“和”は、“わ”や“なごみ”、“かず”などと読みます。

昔から名前に使われることの多い漢字で、名のりといって、名前の読み方も多いのが特徴の漢字です。

意味としては、“やわらぐ”や“なごむ”、“のどか”など、争いごとのない穏やかな意味になります。

人に与える印象も、やはり“平和”や“調和”といったものがあり、“協調性のある子に育って欲しい”や“誰にでも優しさを忘れない子に育って欲しい”という願いが込められるよう。

また、和という漢字は、和風や和食というように、日本を表す漢字でもあります。

そのため、“自分の生まれた国に誇りを持って欲しい”という願いを込めることもあるそうですよ。

“織”は、“おり”や“しき”、“り”や“はとり”と読む漢字です。

“織物”という意味は何となく分かりますが、“組み立てる”という意味もあります。織物はご存じの通り、いくつもの糸で作られ、どれか1本でも欠かしてしまっては成り立ちません。

そんな意味合いは、名付けの意味合いにも大きく関わっているようです。

今でこそ織という漢字は、女の子の名前に多い印象ですが、昔は男の子の名前として多かった事実があります。

“右京(うきょう)”や“主税(ちから)”など、役職名がそのまま名前になる風習があった時代、“伊織”という名前もまた男性が多く使っていた名前でした。

現代でも、伝統的な名前として男の子にも名付けることがあり、男女で使える漢字であることは間違いなさそうです。

“人と人との繋がりを大切にする子に育って欲しい”や“糸を織り込むように、一歩一歩着実に努力を惜しまない子になって欲しい”などの願いが込められるようです。

さいごに

今回は、子どもの名前について、名付けのルールや名前の遍歴、国際的な観点から見た日本の名前についてなどをお話ししてきました。

名前はその人が、どんなときにも一緒に歩んでいく相棒のような存在であり、人となりを相手に伝える大切なものです。

ぜひ、名前をつける際は、その子が胸を張って人生を歩んでいける名前をプレゼントしてあげて下さいね。







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