2019年もそろそろ終わり!年末大特集

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なるほど/気になること

Netflixと組む日本企業はソフトバンクではなくKDDI/auになってしまった件

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Netflixといえば、もともとはDVDの宅配サービスからはじまった会社です。しかし、オンラインストリーミングに参入して以降の勢いが凄まじく、いまや映画やドラマの動画配信で世界シェア1位の企業となりました。他社がつくった映画やドラマを配信するのみならず、自ら制作費を投じたオリジナルドラマなども有名です。

大統領を目指す政治家の権謀術数を描いたドラマの「ハウス・オブ・カード」は世界的にヒットを飛ばし、このドラマを見るためにNetflixを契約したという人もいるのではないでしょうか。http://www.house-of-cards.jp/

ネットフリックのオリジナルドラマ一覧を見てみたところ、日本向けだと「あいのり」が復活しているのですね。

いまや時価総額でディズニーも抜き世界最大の「コンテンツ企業」とも言われています。https://forbesjapan.com/articles/detail/21292

アメリカだとT-mobileを契約するとNetflixがタダで見れる

さて、本国アメリカでは昨年7月にシェア3位の通信企業TMUSと組んで、TMUSのUnlimitedプランを契約しているユーザーには無料でNetflixアカウントが付与されるという大盤振る舞いによって、TMUSを積極的に選ぶ理由が一つ加わったことで同社の成長がさらに持続する要因になっています。
https://www.tomsguide.com/us/tmobile-netflix-free,news-25792.html

これに対抗してソフトバンク傘下であったSprintは遅れること4ヶ月後の11月にHuluの無料付与を決め対抗を決めました。
https://www.usatoday.com/story/tech/2017/11/15/sprints-latest-bid-lure-customers-free-hulu/863818001/
しかし、王者Netflixと二番手Huluではその魅力に差があり、つねにNo.1と組むことを是としていたソフトバンクGの神通力もこんなもんかと思っておりました。

もともとソフトバンクと組んでいたはずだが

https://japanese.engadget.com/2015/08/24/netflix-650-980-1450/
ソフトバンクはNetflixが日本参入を果たした2015年に、その店頭販売を手がける代理店の独占契約を勝ち取っており、日本におけるNetflixのパートナーはソフトバンクで決まりだと思っておりました。しかし、いつまでたっても店頭のレ点商法以上に踏み込んだ提携を行わず、Netflix on Softbank 的なサービスを発表しないことにソフトバンクらしさを感じないまま3年が経過していました。50GBのウルトラギガモンスターとNetflixの相性は良いはずでARPU上昇のためにも、新プランを打ち出すべきだったと思います。

これからのパートナーはauに決まり

それが、ついに今日Netflixの日本キャリアのパートナーはauであるという最後通牒が発せられました。auフラットの25GBのプランを作り、そこにNetflixをバンドルするという発表です。
https://japanese.engadget.com/2018/05/28/au-netflix-au-25-25gb-5500/
しかも昨日の日経によればau傘下のjcomがNetflixを再生できるセットトップボックスを開発しセット売りするようにすると言うではないですか。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO3102296027052018MM8000/

ドコモはスポーツ配信で活路を見出す

ドコモは昨年2月に早々とDAZNとの提携に踏みきり、スポーツ配信を奪うことによってスカパーにつかわれていた予算を奪うことで、ARPUを向上させていくための布石を打っていると言えます。
https://k-tai.watch.impress.co.jp/docs/news/1043164.html
1750円→980円というのはそこそこのインパクトですが、やはり無料にはかないません。ドコモはDAZNパック(月1,000円 パケット+1GB付き)といった実質無料パックの開発が迫られているといえるでしょう。

もうソフトバンクにかつての勢いはないのかもしれない

この一連の流れを見ると、やはり今のソフトバンクに戦略的な勢いはないといわざるをえません。かつては、ソフトバンクが発表したプランを各社が真似をしていくという流れでしたが、いまは、各社が発表したプランをソフトバンクが模倣していくという流れです。王者でもないくせに同質化戦略で満足するというのはいかがなものでしょうか。

CM好感度ランキングも、気づいたら三太郎シリーズのauに1位を奪われてしまって久しいです。白戸家にかわる新しいシリーズは未だ開発できておらず、惰性でCMをずるずると流しているのでしょう。同社のワイモバイルのCMのほうが、勢いも好感度もあるというのが唯一救いかもしれません。
この日本・アメリカの一連の停滞感は、それぞれ孫正義が米国に関心を示し始めた頃、ビジョンファンドを立ち上げた頃と合致しているように思えます。とするならば、「孫正義」という経営者こそが競争力の源泉であったのであって、ソフトバンク自体がおかれたポジション、社内文化、組織能力が他社を圧倒しているわけではないという証左のように思われます。

ソフトバンクの通信事業のみを切り出して上場するという話ですが、これは長期保有してはいけない株になりそうです。




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