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急性胃腸炎はうつる?症状と原因は?下痢や嘔吐を早く治す方法

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下痢や嘔吐をくりかえし、
キリキリ、ぐいぐいとおさまらない腹痛。

急性胃腸炎の症状です。

さらには急性胃腸炎の症状として、
発熱や血便、全身の倦怠感などがあります。

そして、この急性胃腸炎が恐ろしいのは、

感染の種類によっては、他の人へ感染してしまう!
ということです。

では、この、他の人に感染してしまう種類とは?

この辛くて、こわい急性胃腸炎の症状と原因、
下痢や嘔吐を、少しでも早く治す方法について調べてみました!

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急性胃腸炎の原因


こちらの動画でも、内科医が解説しています。


まず、急性胃腸炎が起こる原因とは、、、感染性病原体です。

この感染性病原体には、細菌性とウイルス性の2つがあり、
それらの細菌やウイルスが、腸粘膜に入り込むことで炎症がおき、
急性胃腸炎となります。


細菌とウイルスって一緒なんじゃないの?


と思われがちですが、

急性胃腸炎においては、
細菌性の胃腸炎か、ウイルス性の胃腸炎かによって、
その性質は大きく異なるのです。

では、さっそくその違いを詳しく見てみましょう。



細菌性とウイルス性


≪細菌性の急性胃腸炎≫
サルモネラ菌、腸炎ビブリオ菌、O-157菌、コレラ菌
などが、腸粘膜に入り込むことで引きおこります。

これらの菌による代表的なものは、、、

食中毒です!


加熱することで殺菌される菌が、
加熱不足により殺菌しきれなかったり、
調理場の不衛生によってそれらの細菌が
食べ物と一緒に体内に入りこみます。

食べ物が腐っていたり、傷んでいる場合にも
細菌感染が起こることから、細菌性の胃腸炎は、
夏場に多く発生する傾向があります。


≪ウイルス性の急性胃腸炎≫
ロタウイルス、アデノウイルス、ノロウイルス
などが、腸粘膜に入り込むことで引きおこります。

ノロ、ロタと聞いて、
    「あ~!」と思った方も多いはず。


毎年冬になると、保育園や小学校など、
子供の間で流行するウイルス性の胃腸炎です。

そのことからもわかるように、
集団感染するのが、このウイルス性胃腸炎の特徴です。

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うつる(感染する)急性胃腸炎とは


では、急性胃腸炎はうつるのか?

前章でも言ったように、
ウイルス性の胃腸炎は、集団感染を起こします。

つまり、、、
ロタウイルス、アデノウイルス、ノロウイルスが引き起こす

ウイルス性の胃腸炎は、うつります!!!


近年では保育園や小学校、
また老人介護施設などで、集団感染が多発しています。

感染の経路としては、手などを介した感染や
飛沫感染などが主な感染経路となります。


飛沫感染とは、感染者の咳やくしゃみによって、
ウイルスを含んだ唾液が飛散し、
他の人の粘膜に付着することで感染することを言います。

感染した人と同じ部屋にることで感染する、
空気感染の可能性は低いと言われています。

全くない!と、いうわけではないようですが、
確率としては非常に低いようです。

ただし、ウイルスを含んだ嘔吐物を
放置したままにすると、乾燥によって
ウイルスが空気中に拡散し、感染することがあります。


このウイルス性の胃腸炎は、
感染してから発症までの潜伏期間は約1~3日とされ、
発症後は、激しい下痢と嘔吐の症状が続きます。

さらに、ノロウイルスでは
症状がなくなった後でも2週間ほど、
糞便にウイルスを放出し続けるため、

周りへの2次感染には、十分な注意が必要です。


一方、細菌性の胃腸炎は手などを介した感染や、
飛沫感染による、他の人への感染はほとんどありません。


細菌は食品自体に付着しているケースが多く、
食中毒からもわかるように、同じ食べ物を食べた場合に
集団発生することがあります。



うつさないためにできること

ウイルス性胃腸炎にかかった場合、
周りへの2次感染を防ぐためには、
まずは、徹底した手洗いとうがいです!

また、咳やくしゃみなど唾液にも
当然ウイルスがいるため、
飛沫感染を防止するため、マスクも有効的です。

また、排泄物にもウイルスが大量に含まれています。

前章でも言ったように、症状がなくなった後でも
2週間は排泄物の中にウイルスがいます。

排泄後の手洗い、またトイレの掃除は、
こまめに、かつ徹底をするようにしましょう!



そして、嘔吐物の処理の際には、
ビニール手袋などを使い、直接触れないよう気をつけること。

嘔吐物や処理に使ったものはビニール袋にいれ、
しっかりと口をふさいで捨てるようにしましょう。

また、ノロウイルスはアルコール系除菌剤では除菌ができず、
次亜塩素酸ナトリウムを用いた除菌 が必要となります。

通常の除菌スプレーと比べお値段は高くなりますが、
このウイルスは毎年必ず流行する時期があります。

2次感染の予防として、用意しておいた方が良いでしょう!



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急性胃腸炎を早く治す!

残念ながら、これらのウイルスに対する抗ウイルス薬はないため、
医療機関で行われる治療は対症療法となります。

急性胃腸炎を早く治す方法、それは・・・
体内から少しでも早く、
   ウイルスを出し切るということです。



下痢止めを服用したり、吐き止めを服用してしまうと、
体内にウイルスを留めてしまうことになります。

下痢や嘔吐はとてもつらいものですが、
それを薬によって止めてしまうことで、
かえって症状が悪化してしまう 可能性があります。


辛くても、
 とにかくウイルスを出し切ることが重要なのです!


そして、この時、

 一番気をつけなければいけないのが、脱水症状です。


嘔吐や下痢を繰り返すことで、体から水分が奪われ
自覚がないままに脱水症状に陥ることがあります。

喉は乾いていなくても、
 しっかりと水分を補給することがとても大事です!


そして、大事なことがもう一つ。

スポーツドリンクは胃腸への負担が大きい!

ということです。


水分補給としては問題ありませんが、
胃腸炎治療という点では
スポーツドリンクよりも、経口補水液がおすすめです。

この経口補水液とは、
 医療機関での点滴と同等の治療効果がある


と、認められている飲料水です。

大塚製薬のOS-1などが有名で、ドラッグストアなどでも市販されています。



また、食事についても、
胃腸が極端に弱っているときですので、
できるだけ食事は控えたほうが良いでしょう。

食事をする場合にも、
消化の良いおかゆなどを、少量で複数回に
分けて食べるようにしましょう。


では、急性胃腸炎を早く治すポイントです。

急性胃腸炎を早く治すためには、ウイルスを早く出し切ること。

大事なことは3つ!

  1. 下痢止めや嘔吐止めをしないこと
  2. 水分補給をしっかりすること
  3. 食事はできるだけ控えめに


まとめ

いかがでしたでしょうか。

食中毒などの細菌性胃腸炎は、2次感染の可能性は低い
ノロ、ロタなどのウイルス性胃腸炎は、2次感染の可能性が高い


また症状の重さとしては、
  細菌性胃腸炎の方が重篤です。


ノロやロタも十分に苦しいのですが、食中毒に比べたら・・・
ということです。

毎年冬になると流行するウイルス性胃腸炎については、

感染してしまったら、ウイルスを早く出し切ること。

その際に最も注意することは、
  水分補給を十分に行うこと!

そして、2次感染に関して、
手洗いや除菌など十分な対策をとりましょう


最後に、急性胃腸炎には
細菌やウイルス感染によるものだけでなく、
過度のストレスから引き起こされるものもあります。

激しい下痢や嘔吐、発熱の症状が出た場合には、
病院での診察を必ず受け、医師からの診断、指導のもとで
対処にあたるようにしましょう。




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